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熊本地震 震災復興に向けて

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」

平家物語:作者不明

 熊本地震で被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。

5年前の東日本大震災の記憶が消える間もなく今回の地震で、痛ましい思いが再び呼び起された気がします。このような災害(地震以外にも洪水や風雨害も)が起こると、願うのは一日も早い復興だと思います。
もちろんその地で生活されている方々の日々の安寧を取り戻すことが第一ではありますが、街の復興が心のよりどころとなっていることもあるでしょう。

自分が住む千葉県も、東日本大震災の時には津波で亡くなった方が多数いるくらい、実は大きな被災地だったのです。津波以外にも東京湾に面するところは埋め立て地であることで、都市部でも液状化、地盤沈下にあっています。
先日、その津波の被害があった旭市という街を車で通って来ました。5年という月日は長くも短くもあり、すでにその場所が被災地であったことを感じさせるものはありません。
ただ、ここに至るまでの苦難は、他の被災地同様さほど想像に難くないでしょう。

復興とは、再び元の栄を取り戻すこととされるが、悲惨さを感じさせないことも大事なことではないでしょうか。
熊本地震での復興のシンボルとされるもののひとつに、熊本城が取り上げられるのでしょう。自分も訪れたことがありますが、あの黒を基調とした雄々しさは、正に熊本の、九州の象徴そのものだと感じさせられたものです。それが今にも天守が崩れ落ちそうな状況には胸が痛みます。

日本にはかつて「一国一城」の言葉通り、全国に大小さまざまな多くの城があったとされています。それでも現存する城は数少なく、「城跡」という形で残しているところがあります。戦国時代に落とされた城、江戸城のように地震・火災で(天守を)焼失した城、広島城は世界大戦で失ったとされています。
熊本城の再建には100億円規模の補修が必要と言われています。当然、人々の生活が安定した上で考えられる費用だとは思いますが、あまりにも巨額だと感じてしまいます。そこまでして・・・と考えるのは他県民だからと叱られるかもしれませんが、あえて提案したいのは、「熊本城跡」です。少なくとも今の危険な状態を避けるには、いったん崩さざるを得ない(という専門家の意見があり)として、その後立て直したものはどうしてもレプリカであり、余計にむなしさを感じてしまいます。

例えば最近話題の「天空の城=竹田城跡」。
ここに人気だからとレプリカの城を建ててはたして感動があるでしょうか。
雲海に浮かび上がる竹田城跡に、見たこともない城を思い浮かべ、数々の戦国武将たちが駆け回る姿に思いをはせる。私たちの子孫は「熊本城跡」を見て、同じような感動を持ってはくれないものでしょうか。

諸行無常を感じてはもらえないでしょうか。

S.N

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