今日はオフィスエントランスの工事です。
一連の工事の中で、比較的後半にエントランスデザインの内装工事をします。
今回のエントランスは、スチールパーティションに受付カウンター(電話置き用)とサインを取り付けるだけのシンプルなものですが、
これを決定するのに、大変な時間がかかりました。受付そのものだけではなく、
床のカーペットプランから壁面全体のイメージも同時に考えなければならないからです。
イメージを掴むためのパース(シミュレーション画像)も5~6回は提出しました。
会社の顔となる一番大切なところですので、お客様も私たちも手を抜けませんでした。
当然、工期が決まっていますので、デザイン決定の時期が迫り、焦りも出てきました。
しかし、お客様に打合せ、決定のご協力を頂き、施工業者の方には製作納期を協力してもらい、
妥協することなく決められました。
サインは、コーポレートカラーを使用しつつ素材感で差をつけました。
光沢のあるガラスの素材を用いてサインを作り、
シンプルではありますがインパクトの強いものにできました。
周りを取り囲むパーティションには、柔らかい色調の木目シートをサイドに用いて、
サインの光沢が演出する高級感と調和しました。
電話置き用の受付カウンターは、アクセントをつけるために濃い色目の木目を用いました。
既に間仕切工事の段階で、スチールパーティションは木目とホワイトの部分に貼り分けられているので、
今日はカウンターの取り付けとサインの取り付けだけでした。
サインを現場での全体のバランスと合わせて、再度設置位置を微調整します。
サインの型に合わせて、ゴールドのガラスサインを取り付けます。
当然ですが、本当に数ミリのこだわりが重要なので、必ず現場で確認しています。
全体の移転工事の中のほんの一部の工程ですが、
エントランスが出来上がるとそこに入居されるお客様のイメージが浮かび、
実態のあるオフィスに変化するので、私の楽しみな工程の一つです。
←こんな感じのゴールドサインです。 |
←受付カウンターのイメージです。 |
←実際の木目はこんな感じです。 |
E.F(営業1部)